マリーは戦争からもどってくる夫を待っています。
その間、おなじアパートに住む友人が妊娠したり、その堕胎を手つだったり、けれども彼女がユダヤ人であったため、いつのまにかゆくえをくらまし、マリーは涙をながすことになります。
夫はもどってきますが、マリーをさそう夫に対し、「私はきれいなシャツをきた男が好きなの」と、彼女は夫を拒絶します。
マリーは堕胎手術のかげの玄人として、知られていきます。
マリーのもとにやってくる、複雑な事情をかかえた女たちに対し、マリーは涙をながし、彼女たちとの友情をはぐくんでいきます。
マリーはあたらしい、ナチスに協力する、ハンサムな若い恋人ができます。
マリーを演じるのは、フランス女優、イザベル・ユペールですが、一見、しらけた風貌のイザベル・ユペールが、次第にみだらにだらしなくなっていきます。
またマリーは、この手術により、その夫には考えられないくらい。裕福にもなります。
耐えきれなくなった夫が、やがて警察に密告し、マリーは死刑になります。
この映画のストーリーそのままとはいえなくても、歴史上、フランス最後のギロチンにかけられた女が、このマリーです。