アインシュテュルツェンデ・ノイバウテン

ほおずき市の日だった。
それは浅草でノイバウテンのライヴをみた日でした。
ドイツの強力なノイズ・バンド、アインシュテュルツェンデ・ノイバウテン。
ヴォーカル、ギターのブリクサ・バーゲルトはかっこいいこともふくめ、魅力ある存在です。
1階席のオールスタンディングではなく、2階席で、赤いうすい座布団を敷いて。そばには浴衣姿にパンキッシュなヘアスタイル、それにほおずきの鉢をかたわらに、すてきな女の子がすわっていた。
ノイバウテンのステージは、楽器はいくつか、あとは工場で使うような工具、バーナーの引き裂かれるような音、そんな感じでつくられている。
ブリクサ・バーゲルトの声が、次に発した声につらなり、彼のヴォーカルはいくつもいくつもつらなってゆく。浅草の演芸場とノイバウテンの合わなさが、逆にとてもよく合っている。ほおずきの赤い花の咲いた鉢も。

Yü Gung

Fütter

Mein Ego

ノイバウテンは日本通としても知られています。こういう場所でライヴをしてみたかったのでしょうか。
またヴォーカリストのブリクサは、途中からニック・ケイヴ・アンド・ザ・バッド・シーズのギタリストとしても活動を始めます。評価も高かったのですが、今はノイバウテンに戻っています。その姿は、ヴィム・ヴェンダース監督の映画「ベルリン・天使の詩」でみることができます。
イギリスの名音楽新聞、「ニュー・ミュージカル・エクスプレス」で、ニック・ケイヴもブリクサが必要で、ノイバウテンも彼が必要」と議論されたこともあります。親日家のノイバウテンらしく、フィルムをみると、日立重機の工具を用い、プレイしているときもあります。
美しい曲もたくさんあるノイバウテンですが、やはりここはアルバム「半分人間」から、名曲「エゴ」でしょう。

1981Kollaps
1983Zeichnungen des Patienten O. T.
1985Halber Mensch
1987Fünf Auf der Nach Oben Offenen Richterskala
1989Haus der Lüge
1993Tabula Rasa
1996Ende Neu
2000Silence Is Sexy
2004Perpetuum Mobile
2007Alles wieder offen
2014LAMENT
2020Alles in Allem
2024Rampen: alien pop music

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