アインシュテュルツェンデ・ノイバウテン
ほおずき市の日だった。
それは浅草でノイバウテンのライヴをみた日でした。
ドイツの強力なノイズ・バンド、アインシュテュルツェンデ・ノイバウテン。
ヴォーカル、ギターのブリクサ・バーゲルトはかっこいいこともふくめ、魅力ある存在です。
1階席のオールスタンディングではなく、2階席で、赤いうすい座布団を敷いて。そばには浴衣姿にパンキッシュなヘアスタイル、それにほおずきの鉢をかたわらに、すてきな女の子がすわっていた。
ノイバウテンのステージは、楽器はいくつか、あとは工場で使うような工具、バーナーの引き裂かれるような音、そんな感じでつくられている。
ブリクサ・バーゲルトの声が、次に発した声につらなり、彼のヴォーカルはいくつもいくつもつらなってゆく。浅草の演芸場とノイバウテンの合わなさが、逆にとてもよく合っている。ほおずきの赤い花の咲いた鉢も。